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starlit night  9  

あー。やべ。酔った・・・・・・・・・・。









電話を切って、店の外でしゃがんで顔を伏せた。

目を瞑ってもグラグラ回る世界は正真正銘の酔っ払いだ。歪んだ螺旋が閉じた瞼の裏で、もう何十回とリピートされている。




『来ないのかよ・・・・・・・・・・。』


さほど遠くはない場所だったから、電話を掛けた時間から数えても、もう既に着いていないとおかしい時間だった。見捨てられたと感じた瞬間、沸き起こる感情なんて決まってひねた考えだ。


・・・・・・・・歩いて帰ってやる。

行き倒れたらお前らのせいだかんな。


フラついた足取りは、どう考えても歩いて帰れるような状態じゃない。でも、いいや。このまま歩いて行って、本気でどこかでぶっ倒れてやる。


12月の街は日が暮れるとかなり寒く、酔って顔は熱いのに指先がすぐに冷えてしまって。ポケットに手を突っ込んでも一向に温まる気配がない。


ふと、空を見上げてみた。

回る視界で見えたのは、晴れた冬の夜空だった。
雲がない夜は特に寒くて、俺はだからこんなに手が冷たいのかと、はっきりしない頭でぼんやり考える。

一人で見上げる空は寂しいと俺は思う。考え更ける前にまず、切なさの大きさにくじけそうになった。


道路の向こう側に渡ろうと、きょろきょろ辺りを見渡した時、俺の車と同じ車種の車が目についた。
デカいから目立つ。へー、同じのなんて珍しいなーなんて。なんとなく・・・・・・目を離せなかった。



『あれ・・・・・・・・?』


思考がはっきりしないんだけど。

でも、同じ車種でナンバーまで同じって、ありえるんですかね・・・・・・・・?





ゆっくりと回ってこちらに近づいてきた車の窓が開いた。

見覚えのある顔が俺の目に映れば、そいつは笑って

『お兄さん、美人だね。乗らない?』

なんて、どこで覚えたのか、ベタなナンパの口ぶりで言った。



『あのね・・・・・・・・。そんな言い方じゃ誰もつれないから。』

『そう?じゃ、あっちで試してくるかな。』

『はぁ!?俺の車だろ、ダメだし!』


奴は、そう言うと俺が慌てて助手席に乗り込んでくることを読んでいたのだろうか。

シートベルトが外されていて、身体を乗り出して俺にキスをした。


一瞬だけ触れた唇は、

『・・・・・・冷たい。』

だそうで。それなら温めろと言わんばかりに、今度はこっちから身を乗り出す。



熱いとばかり思っていた頬にお前の手が触れたら、そっちの方が暖かくて驚いた。舌先でくすぐって開けてと合図された唇を薄く開けば、入り込んでくる湿った舌の、酷い熱にすぐに捕まってしまった。

吐息はアルコールのふわりと香る、ただの酔っ払いでも。触れられるひとつひとつの温度と感触だけは、必死になって追いかけて。

繋いだ指先が温まるまで、あともう少しだけ・・・・・・・


夜に隠れたのをいいことに、車はいつまでたっても発車しなかった。













*******




『な・・・・・・どこ行くの?』


助手席のシートに凭れて俺を見上げる目は潤んでいる。

相当に酔っていたのか、一度だけのキスでは離してくれなくて、もっとと求めたがる彼を宥めて車を出すのに少し苦労した。



『んー・・・・。デート?』

『デートぉ?』


彼はペットボトルの水を飲み干して、嬉しそうにはにかんで。

いつもこんなご機嫌でわかりやすかったらいいのに・・・・・・。俺はそう心の中で呟いて、やれやれと微笑む。


ふふふ。と彼が、横で笑っているのを、俺は運転しながら横目で盗み見た。



『何が可笑しいの?』

『べーつにー。な、てか何で俺の車?』

『うん?あぁ・・・・。毛布積んでるから。いつも皆で出掛けるときはヒョンの車でしょ?』

『え?どこ行くの?寒いの?』

『前にも何度か行っているところ。』




街の喧騒を抜けて、市道の脇の小道に入ると、彼はどこへ行くのかわかったらしく、

『今夜はよく見えそうだ。』と、窓の外を眺めて言った。



彼の指先が車内で流れるBGMに合わせてリズムを刻めばすぐさまに、俺もそこに入りたくなってしまうのは、彼の魔法が俺にかかり続けている証拠なんだろう。

頭の中を駆け巡る、あの日あの時あの瞬間。
思い返せばいつも彼は俺の右隣にいて、スポットライトを浴びてようが暗闇の中だろうが、その存在は絶対的だ。


夢も

恋も。


彼の魔法は強力で、未だに俺を掴んで離さないから。









さぁ。さぁさぁ。いいとこじゃね?←
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1月もそろそろ終わりますね・・・・。
2月はねー、小学校の説明会やら体験入学やら色々あって、もうそんな季節なのーーーとひとりであたふたしとります(笑)
いつの間にかもう小学生です、早いです。汗
卒園式と入学式、何着ようか。いいかげん膝上20センチのミニスカはやめろという声もありますが←
いいえ!マナティの入学式まで、私ミニスカってやるわ←

今日もご訪問ありがとうです!であ股❤


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category: starlit night

thread: BL小説 - janre: 小説・文学

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コメント

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# | 
2014/01/30 00:18 | edit

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2014/01/30 00:52 | edit

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2014/01/30 01:13 | edit

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2014/01/30 02:26 | edit

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2014/01/30 08:57 | edit

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# | 
2014/01/30 13:41 | edit

Re: いい雰囲気。

>もうすぐ卒園だい・・・・。卒園式のスーツ買いました、
もちろんミニスカ←
気が付いたら3月6日って・・・・
私どんだけ日付感覚ないんだろうTT

>k・oさん #- | URL
2014/03/06 09:18 | edit

Re: タイトルなし

> 私もライブ行きたいTT
でも今回は行けそうにない、ガチで予定が合いませんTT
落ち込んで立ち直れそうもなく、毎日凹んでいますよっと。
はう・・・・。車であれこれの時間でしたね←
すーーーーっかりこれんで。もう1か月以上経過。ぎえ。

>じ・・・さん #- | URL
2014/03/06 09:21 | edit

Re: タイトルなし

> 第二弾wwwwww
まさにその通りな展開!←
何度も言いますがわたくし、カー×××苦手でして←
書いててもなーーーんにもいいところが分からんですwwww←

>みかさん #- | URL
2014/03/06 09:30 | edit

Re: おぉ!!

> ツイサジンも何もかも最近追えないんですTT
はう・・・・何日がぶりにPC前にきました・・・・
あとで復習しに伺います、サジン見て萌えます❤

>ak・・・さん #- | URL
2014/03/06 09:33 | edit

Re: タイトルなし

>白wwwwwwさすがに幼稚園の卒園式でも白着る勇気はないです、
そのオンマ凄すぎwwww
イベント盛りだくさんで、はひ・・・・。
あの子らに会いに行けない程盛りだくさんでTT

>か・・さん #- | URL
2014/03/06 09:35 | edit

Re: タイトルなし

> あうあう、ああぁぁぁあぁあぁあ。←
ある意味←そんな日々を送っていました。
疲れた、ほんともう疲れてTT
まだマナティが鼻水凄いけど、ようやく落ち着いてきた・・・かな?
卒園間近、ということは春休みも間近!!←今気が付いた

・・・・・・ひーーーーTT

>3・・nic・さん #- | URL
2014/03/06 09:38 | edit

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