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天国へ行こう。  


今夜の空き時間はチープなワインに、名前も知らないチーズを買った。
異国の真似をした午前二時、不釣り合いなグラスに注いだ深い赤を、俺は一気に飲み干した。



『唇がね、紫色だよ。』


奴は同じ色のワインを飲みながら、酔いが回った舌足らずな口調で俺の見てくれを指し、そして笑った。

椅子の肘掛に凭れた恰好で、グラスを掌で覆い隠すように掴んでいて、
それからテーブルにグラスを置いた瞬間に訪れた無言の間に俺は入り込む事ができずに、ただひたすらワインを飲んだ。

俺には、上手く擦り寄って甘えるなんてできない。それがじれったかった、
再びそっぽを向いて酔いに浸る相手の庇(ひさし)のような睫毛を、同じく酔った俺は、ちらちら盗み見る。




『・・・・・・・・ヒョン、』


相手は、俺に視線を寄越さずに口を開いた。

俺の返事を聞かないうちに、勝手に探り始める奴は、
『・・・・・・。今、凄く気分が良いんだ。』と言った。


俺は何の事かもわからず、『何か良い事でもあったのか?』なんて、自分のグラスを傾けて問う。紫色だと言われた唇を一舐めしてから、軽く手の甲で拭ったりして。

そいつはそっぽを向いたまま、『・・・・・・・・俺の事を好きな人が、こっそり俺を盗み見ているからね。』と、かなり昔に買った、全員揃いのグラスを、まるでどこかの貴族のように口に含んで佇んで見せた。



ぷっ。

噴き出す俺と


ぷっ。

噴き出す奴。




『乾杯。』

グラスを掲げた俺に、お前はカチリと音を立てて自分のグラスをぶつけた。

アルコールは自分の人生を無理矢理にでも振り向かせてくれるから、
たまにはこんな、フザけた飲み方もいいだろう。



『連れてけ。』

差し出した手を掴む手が、自分と同じゴツゴツした手でも。

天国に行こうか。
このリビングの先の、狭くて散らかった天国へ。



今から二人で、行こうか。









リハビリ小ネタSS、投下。
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何の事ない、飲んだくれたお話でした←


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2014/05/27 00:16 | edit

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2014/05/27 00:38 | edit

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2014/05/27 00:53 | edit

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2014/05/27 10:24 | edit

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