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truth 前編  

部屋の、極限まで明るく灯された間接照明に揺れる、伸びた前髪を掻き上げて、それからまた少し頭を振りながらリズムをとるその仕草を、俺はドアの前に棒立ちで黙って眺めていた。

俺がドアを開けた時に一瞬だけ視線を寄越した奴は、どこかそっぽを向いて何か考える素振りを見せながらも、持ち込んだギターで淡々と弦を弾いている。
気付かれた自分としては、ここに立っているのにも居たたまれなくなった。存在がかき消される旋律にはとても同調なんてできないが、それが何とも言えない変わった音だった為に、先を少し聞いてみたいとも思った。

カチャリと小さな音を立てた程度に置いたはずのキーが奴の視線をまた外させたのと同時に、今度は集中が途切れたのか、コード進行はみるみる滞る。



『邪魔、だったな。』

『いいや。そろそろ終わりにしようと思ってたから。』


見え透いた嘘とわかっていても、掘り下げれば自らが虚しくなるだけだ。曖昧な手つきをぼんやりと眺めているとそれだけで、自分を取り巻き始めた無の空気感にだんだんと飲み込まれていった。

無論、まだ寝転んだままだった奴は、ベッドの上に身体を起こしてギターを立てかけると、俯いた前髪を掻き上げた。袖を捲ったTシャツから伸びた腕はスマホを掴み、ベッドヘッドに凭れるようにして座った膝の上に乗せて弄っている。

『突っ立ってないでこっち来たら?』

広めのベッドは身体をずらせば簡単にもう一人分のスペースが出来た。俺はゆっくりとそこへ歩き、重みでシワの寄ったシーツが覗きこめる位置で立ち止って、だらんと垂れた腕を掴んで引き寄せて来るのを待つ。

今日は、いつもより強く引っ張られた気がした。囲う腕の中で数度キスを繰り返しながら、やがて簡単に組み敷かれてゆく自分が情けない。意のままに操られるのは、何度も触れ合った所為で覚えた感覚から外れることもできなくなっている証拠だった。
不自由にするならば、意識しないとそうできなかった。


仰向けた顔の横に付いた腕のその先から降りてきた、自分とは違う匂い。シャンプーと、香水と、奴の匂いが入り混じったそれに覆い被されると、例え俺でなくとも微動だにできないと思う。
それと見下す潤んだ視線、優しい口元、触れる指先も、思考そのものを根こそぎダメにしてしまうのだった。

情けなくてもなんでも、そうなってしまう自分は未だにあまり好きにはなれない。奴の手段に自分までも落とされるのが癪だった。奴が触れたであろう女どもと揃いになるのが嫌だった。

首筋に触れるか触れないかの加減で寄せられた唇の場所から全身に広がる鳥肌で、脇腹辺りがむず痒くなる。
脚の間に割り込ませた身体でしっかりと抑え込まれていては身を捩るのも容易じゃないが、そこは吐息の色の湿り気具合で、奴は簡単に察する事が出来てしまった。

加速する愛撫は次に鎖骨へ、洋服の裾から入り込ませた手は胸元を弄って、息を吐くのを禁じたいのか唇を塞がれた。
顔を背けて逃げる俺を執拗に追いかけて、舌を絡めるキスで全部、絡め取ってゆく。


はぁ、
息を付けた時には、いつも気分は出来上がっていた。
それから服を脱がされて繰り返される愛撫に完璧に逆らえなくなるまでは、奴は俺を離しはしないだろう。

『シャワー、入る。』

天邪鬼な俺は、そのやり口に騙されたくなった。振り回されるより振り回したい、そんな低能な愛情の図り方は反吐が出たが、自分の事となれば例外なく盲目になるのがお決まりだ。

奴は、残りの衣服を脱ぎ捨てて立ち去ろうとする俺の背後から付いて来て、シャワールームのドアの前で背中に抱き着くと、『俺も。』と、耳元で囁いた。
俺はYESともNOとも答えずに、縋られた事に満足して扉の向こう側に踏み込んだ。







・・・・・・・・・・・・・・・・・



シャワーのコックを捻って暫くすればたち込める湯気の空間は息苦しくて、それだけで眩暈がしそうだった。

背後から張り付いて洗い始める奴の泡だらけの両手は、俺の肌の上をゆっくりと滑っている。慣れ親しんだ掌が胸板の窪みを撫でて、腹の溝に沿って下降すると、下腹部の手前で勿体ぶって何度も円を描いて。
焦らしているというよりは、俺の腰の下辺りに硬くなった自身を押し付けるのを楽しんでいるようだった。

狭い箱の中で男二人ではむさくるしくてしょうがないけれど、その現状をどうにかできる要素を俺もお前も持っていなく、くっ付け合った肌と肌との流れるお湯とはまた違った温度に酔いながら、それでも少しずつその気になった。

後ろ手に硬いソレを掴んで擦れば俺の手の動きに合わせて腰を振り、わざと触れないでいた部分にまで刺激を与えていくる。
浮き出た血管と張ったカリ部を窄めた掌の中で感じた。先走った腺液に任せた手淫で、別に丁寧にしたわけでもないけれど、それがこの狭い空間での行為として、変な興奮を覚えてしまう。

『ヒョンのも勃ってる。俺の扱いて、自分が勃たせるの?』

振り向いた俺の肩口に吸い付いている奴の視線の先には俺自身が泡に塗れて触れられてもいないのに頭を擡げていた。
震えた睫毛にまじまじと見下ろされて少し恥ずかしかったけれど、感じていないと言えばそれは嘘になる。本格的に後ろを解しにかかる指先に一番キツイ場所で指を廻される感触に悶えながら、部屋にたち込める熱気に行先のない吐息いても、ザーっという流水音に全てかき消されてゆく。

『早く、したい?』

『・・・・・・・・。さぁ?』

真相の駆け引きなんてお互いに下手で苦手なくせに探るような言葉を何度も使って。

出ているハズの答えに辿り着くまでに、馬鹿な俺達は今日もまた遠回りをした。







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おにさん。
せんいる、ちゅっかへーーーーーーーー❤

あ。私?私は今日、運動会で日焼けしたわTT
朝早くからお弁当づくりだったんで、もう寝ますWWW
突かれた、あ、疲れた。あかん、誤字にも疲れが・・・・・・←
止めに月曜日の振り替えでKOだわ。
朝から次男ぐんいるとかW何の罰ゲーWWW

・・・・・・・・。ライブ、行きたかったなTT←しつこい
であであ股☆皆様もはやく寝てね❤

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2014/06/22 00:41 | edit

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2014/06/22 00:55 | edit

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2014/06/22 01:23 | edit

釜山から愛を込めて

ふたりは、悲鳴ものでした!

釜山バンザイ
(興奮中)_| ̄|○ ハアハア

yaoi #- | URL
2014/06/22 08:16 | edit

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2014/06/23 12:52 | edit

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2014/06/27 10:26 | edit

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2014/06/28 13:00 | edit

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2014/07/04 00:15 | edit

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2014/11/21 21:52 | edit

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2015/05/04 20:07 | edit

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2016/02/21 14:26 | edit

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2017/06/27 21:47 | edit

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